今まで、Amazonのギフト券が格安で出回っているようなサイトを訪れたことはないだろうか。
いわゆる、ギフト券の二次流通サイトと呼ばれるものだ。
株主優待をオークションサイトで売買するような感覚で、こういったサイトを利用される方は多いと思うが、果たしてその安全性はいかなるものなのだろうか?
今回はAmazonギフトを最も多く取り扱う「アマテン」というサイトを例に、その安全性を調査してみる。
スポンサーリンク
アマテンとは

アマテンとはAmazonギフト券をはじめとする、ギフト券の二次流通サイトの一つ。
取引量が多いのがAmazonギフトということもあってか、Amazonを連想させるサイト名となっている。
このサイト内では下図のように割引価格でギフト券が売買されているわけだが、アマテンでのAmazonギフト価格は92~94%ぐらいで推移している。

これは、10,000円のギフト券が9,200~9,400円で購入できることを意味する。
初耳の方には、にわかには信じられない話だと思うが、このサイトは2015年から運営されており、数々の取引実績を残している。
サイトを訪れれば、現在も売買が続いていることを確認できるはずだ。
ことろで、アマテンは安全なのか?

ここからが本題だ。
現在もサイト運用がされているため売買実績は確認できるわけだが、果たして本当に安全なのだろうか?
結論を先にお伝えすると、「利用は控えたほうがいい」だ。
報告事例
ツイッターやブログ報告を覗いてみると、無事にアマテンでAmazonギフトを売買できた人は存在するようだが、それと同時にトラブルも多数報告されている。
よくある報告内容はこの2つ。
②Amazonアカウントに充当後、不正取得とみなされポイントが喪失する。
期限切れギフトを掴まないよう出品者の質さえ見極められればよいのでは?という安易な考えは捨てた方がいい。
なぜなら、運よく無事取引ができたとしても、ギフト券がAmazonサイト内で使用できなくなる可能性があるからだ。
公式サイトでの警告
こういったギフト転売サイトを、当のAmazonがどう位置付けているかについても併せて確認しておこう。
Amazonの公式サイト(Amazon.co.jp)では、(アマテンを含む)ギフト転売サイトでの購入を行わないよう警告している。
~「Amazonギフト券のご購入に関する注意」から引用~
転売サイトでのギフト券購入という行為は「Amazonギフト券細則」の規定に基づき、以下のように厳しく罰せられる状態だ。
・転売もしくは不正に取得された可能性のある Amazon ギフト券のロック(凍結処置)および無効化
・関連するアカウントの停止
ちなみに、上記は転売ギフトの「購入」に関する規定だが、「転売」についてもアカウント停止などの厳しい罰則を設けているため、「売買」には関わらないほうが良いと言える。
株主優待売買とは違うと認識すること
少しでも節約するという姿勢は非常に大切だが、それはルールに則った上で行った方がいい。
アマテンというサイトはあくまで仲介サイトであり、その安全性は不明だが、少なくともAmazonは転売ギフトを認めない方針である限り、こういった売買には大きなリスクが付きまとうことになる。
節約のつもりが大損につながってしまった・・・という悲しい結末を迎えないよう、転売ギフトの位置づけをしっかりと認識しておくことが大切だ。
コメントを残す