面接の冒頭で「必ず」と言っていいほど聞かれる質問があります。
それは「自己紹介」と「自己PR」の2つです。
意外と間違いやすいこの2つですが、その違いは分かりますか?
きちんと理解をしていないと自己紹介も自己PRも似たような話になってしまい、面接官の評価も上がりません。
そこで、今回は面接官に自分を印象づける自己PRの方法についてご紹介していきます。
「自己紹介」と「自己PR」は全くの別物

自己紹介とは「自分はどういう人物なのか」を簡潔に話すことです。
転職活動においては、現在の職種や経歴、専門分野、趣味、特技などを話すことが自己紹介となります。
一方、自己PRですが、こちらは一言で言うと「自分の魅力」をアピールすることです。
自分がどの様な能力を持っていて、今までの職務でそれをどのように発揮してきたのか。
そして、その能力を活かせば企業にどれほど貢献でき、業務効果がどれほどプラスに働くか、ということを伝えるのが自己PRです。
そのため、自己PRを聞かれて「私は長年魚釣りをして日本海にいるすべての魚の名前を言えます!」なんて言っていてはいけませんよ。
自己紹介と自己PRを勘違いしている人は意外に多いので、しっかり違いを理解しておきましょう。
転職者に求められる「自己PR力」とは?

転職面接の場合、自分がどれほど即戦力として期待できるのかを面接官がはっきりとイメージできるよう話すことが重要となります。
新卒面接と異なり、
- 職務スキルは十分か
- 企業が求める強みを持ち合わせているか
という点を重点的に見られるわけですが、制限時間がある中でそれらを十分に理解してもらうには、それ相応のプレゼンスキルが必要です。
しっかりと自分を理解してもらい、且つ面接官に好印象を与えるためには、以下の点を意識しながら面接に臨むようにしましょう。
企業が求める人物像はどういったものなのか
堅実性・積極性などの性格的要素
協調性・多様性などのヒューマンスキル的要素
ビジョンの明確さ(3年後、5年後、10年後の自分のあるべき姿)
企業が求める能力は何か
業務処理に関する専門的知識の豊富さ
コミュニケーションスキル(質問に対する的確な回答や気を利かせた言い回し)
相手のニーズを押さえることができれば、そのニーズを満たす答えを伝えれば良いわけです。
「ニーズの把握とそれを満たす能力」はプレゼンの基本スキルであり、これが出来る志望者は間違いなく面接官の評価を高めることができます。
逆にこれが出来ないと、いくら輝かしい学歴・職歴があっても面接官の心を打つことは極めて難しくなります。
説得力あるPRを行うための準備方法

「説得力のあるPR」にはそれなりのプレゼンスキルが必要なわけですが、その能力を一夜にして習得することはまず無理です。
ですが、相手ニーズを事前に把握することができる場合があります。
それは、転職エージェントからの情報です。
転職エージェントの営業マンは、担当企業に定期的に訪問し採用状況などを聞いて回るわけですが、何度も足を運んだり、採用される人材の傾向から、その会社が求める人物像をある程度把握していることが一般的です。
そのため、「A社は協調性を最重要視する傾向があるため、どんなに能力があっても自己的な考え方は受け入れられにくい」といったアドバイスを面接前にしてくれることがあります。
これは大変価値ある情報です。
志望企業が魅力的と感じるであろう回答を事前に準備できるばかりか、その準備の時間も大幅に節約してくれます。
どの企業にも通じるような「汎用性の高い回答」は、面接官の記憶に残ることはありません。
その企業ごとに押さえるツボは違うわけですから、こういったエージェントからの情報を活用し「志望企業向きの回答」を準備するようにしましょう!
頼りになる転職エージェントを紹介
エージェントを使っての転職が当たり前となった世の中でエージェントを使わないのは選択肢を自分で狭めるだけで、ある意味遠回りです。
ここでは、私の経験や転職エージェントの知り合いの評価を考慮し、現時点でオススメしたい転職エージェントをご紹介します。
パソナキャリア
転職後の年収はプロのサポートの質で大きく変わることがあります。
サポート体制がしっかりしており、年収交渉も積極的に行ってくれるパソナキャリアはオススメするエージェントの一つです。
長年の間培われてきた独自の転職ノウハウを活用しない手はありません。
悩む前に面談を通じてプロのアドバイスを求めてみましょう。
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