Googleが提供している検索連動型広告「Google AdSense」の審査が昔と比べて厳しくなったという情報を耳にしたのですが、2016年8月23日付で、このブログで初めて審査に出してみたところ、
見事1発で通過することができました!


Google AdSenseの審査を通過するために多くのサイトが審査基準を推測・分析していますが、「一般的に言われる通過基準」の中で必ずしも適格でない基準がいくつかありましたので、私が審査をパスできたときのブログの状態とで比較検証してみたいと思います。
2016年4月頃からグーグルアドセンスの審査基準が厳格化?!

色々調べてみると、Google AdSenseの審査基準が厳格化したのは2016年4月頃のようですね。
それまでは、無料ブログで備忘録のようなコンテンツでも合格できていたようですが、4月以降は独自ドメインを取得してWordPressでブログを作ったものでないと、なかなか審査を通らない状況のようです。
この点に関しては、以前の記事で書いていますが、ブログで収益化を目指すのであれば無料ブログを使用することは不適切であるため、「独自ドメイン+WordPressブログ」を準備することを必須条件とすることはむしろ当然であり、ここを審査の最低基準としたGoogleの判断はとても評価できるものだと思います。
無料ブログでは自分の意志に反して突如運営できなくなるなど様々なリスクが残るため、長期に渡って収益をあげるのであれば、独自ドメインを準備したほうが賢明だと思います。

Google AdSense審査の流れ

Google AdSenseのアカウントを得るためには、以下のように2つの審査を通過する必要があります。
1次審査
一次審査ではコンテンツ量(記事数、文字数)が十分であるか、グーグルポリシーに違反していないか、という点をチェックされます。
審査期間として1週間ほど要す場合もあるようですが、私の場合は翌日には審査通過のメールが届きましたので、人によって異なるようです。
2次審査
広告が適切に掲載されているか、グーグルポリシーに違反していないか、という点をチェックされます。
1次審査をすんなり通過する人でも、この2次審査で苦戦するケースがかなり多いようです。
なかには10回以上申請している方もいるようで、ここが鬼門であると言えます。
私の場合は1次審査が通過し広告を貼り付けてから5日後に2次審査通過のメールが届きました。
長い方だと2週間くらい待たされるようなので、気長に待つようにしましょう。
Google AdSense審査を通過する基準を分析してみる

審査基準については様々なブログで紹介されていましたので、「その基準(一般的な通過基準)」と「当ブログ申請時の状態」を一覧で比較してみました。
ちなみに、緑文字は「一般的通過基準を満たすもの」、赤文字は「一般的通過基準を満たさないもの」を表します。
一般的な通過基準 | 当ブログ申請時の状態 | ||
1 | 記事数 | 10記事以上 | 17記事 |
2 | 1記事あたり文字数 | 1000文字以上 | 2000~5000文字 |
3 | 外部リンク | 使用しない | 使用しない |
4 | 運用者情報 | 設置 | 設置 |
5 | プライバシーポリシー | 設置 | 設置 |
6 | お問い合わせフォーム | 設置 | 設置 |
7 | ブログタイプ(特化、雑多) | 特化型 | 特化型?(副業に特化・・・かな) |
8 | 他社広告 | 使用しない | 使用しない |
9 | 審査中のブログ更新 | 更新する | 更新する(3記事追加しました) |
10 | Twitter埋め込み | 設置しない | 設置 |
11 | ソーシャルボタン | 設置しない | 設置 |
12 | ヘッダー画像 | 設置しない | 設置 |
13 | 画像・動画 | 使用しない | 設置 |
1.記事数
申請者の中には10記事以下で通過した方もいるようですが稀なケースです。
そもそも、数記事しかないブログで広告収入を得ることは難しいですから、最低でも10記事~15記事になるまで申請を待ってもよいかと思います。
2.1記事あたり文字数
私のブログは1記事あたり平均で2500~3000文字ほどあります。
そのため、「一般的な審査基準」より文字数が多めです。
1記事のボリュームが薄いと内容も薄くなりがちなので、ある程度の文字数で記事を構成することも大切です。
3.外部リンク
意図的に外部リンクを外したわけではなく、単にそういう記事を書いていませんでしたので使用していません。
こちらについては「外部リンクあり」で審査通過された方もいるみたいなので、必須条件ではないようです。
4.運用者情報
広告主の立場になって考えると、どういう方のブログに自社の広告が掲載されているかは気になるところだと思います。
そのため、Googleは運用者情報を設置することをアドセンス審査の必須条件にしている可能性が高いと思います。
ウェブ上で対価をもらう以上、身元を明かすことは避けられないのかもしれません。
5.プライバシーポリシー
前述の「運用者情報」と全く同じで、こちらもアドセンス審査の必須条件になっている可能性が高いと思いますので、設置できる方は設置したほうがよいでしょう。
6.お問い合わせフォーム
「お問い合わせフォーム」を設置していないブログを見かけることはない、といってよいほど当たり前に設置されているものなので、ここでは特にコメントすることはありません。
7.ブログタイプ
ブログタイプには大きく分けて、1つのジャンルに特化した「特化型ブログ」と様々なジャンルを扱う「雑多型ブログ」の2種類があります。
Google AdSenseでは「特化型ブログ」のほうが審査を通りやすいということですが、大切なのは「記事の質」であり、ブログタイプを「特化型」にすることは絶対条件ではないように思われます。
実際、「雑多型」で審査を通した方もおりますし、私も「副業に特化」といういう意味では「特化型」ですが、副業以外にも「ボディーメイク」や「転職」についても記事を書いているので、「雑多型」と判断されてもおかしくありません。
8.他社広告
他のASPを利用していると審査が通らないという話ですが、そんなことはないと思います。
私は他のASPを今後取得するため一切広告を盛り込んでおりませんでしたが、私の知り合いで他社広告を貼ったまま審査が通った方がいます。
他社広告を掲載したままでも審査は通過できると思います。
9.審査中のブログ更新
この点に関しては絶対条件かどうかは定かではありませんが、ブログはそもそもGoogleにアピールするものではなく、あなたの読者に向けて書くものです。
ですから、審査中であろうとなかろうと、更新頻度を上げる心掛けは必要だと思います。
10.Twitter埋め込み
Twitterをサイドのカラムに埋め込んでいますが、まったく問題ありませんでした。
ソーシャル系がGoogleに嫌われるという憶測でTwitter埋め込みを控えろということなのかもしれませんが、堂々と設置しておいて大丈夫です。
11.ソーシャルボタン
広告掲載するブログにソーシャルボタンがあるとGoogleにとって何か不都合があるのでしょうか?
そんなことはありませんよね?
上の「Twitter埋め込み」と同様、堂々と設置してあげましょう。
12.ヘッダー画像
ヘッダー画像はそのブログの顔です。
そういう肝心なところに画像が貼られているため「審査を通さない」というような理不尽なことは、普通に考えてあり得ません。
堂々とヘッダー画像を貼っておきましたが、案の定、何も問題ありませんでした。
13.画像・動画
多くのブログで「画像や動画を貼ると審査で落ちる!」と書かれていましたが、そんなことはありません。
画像や動画が無いブログはリーダビリティーの低下につながり、読み手が敬遠してしまいます。
それに、You Tubeを取り除くようGoogleが勧告するはずがありません。
画像が理由で審査を通せなかった方は、おそらく著作権に触れる画像を使用していたのではないでしょうか?
「価値あるブログ」を推奨しているGoogleが画像や動画貼付を理由に審査を通さないことはありえませんので、堂々と貼ってあげてください。
情報をすべて鵜呑みにしてはダメ

Google AdSenseの審査を通すのであれば、Googleの立場になって物事を考えることも大切です。
「13.画像・動画」なんかは良い例ですが、ホワイトハットSEOを推奨するGoogleが画像やYou tubeを禁止するはずがありません。
少し考えれば気づけそうなことですが、「周りのブログにそう書かれていたから」というだけの理由ですべての画像を取り外して審査している方もいるようで、これは少し安易すぎるように感じます。
自分が審査する立場と仮定してブログを眺めてみれば、情報の真偽はある程度見抜けるはずです。
まずは規約やポリシーの確認を!

ここまでで、私の実体験をベースに審査基準を推測してきましたが、それでもその推測がすべて当たるわけではありません。
ですので、アドセンスの審査を本気で通したいのであれば、まず始めにポリシーを読むことから始めましょう。
ここを読めば禁止事項を漏れなく確認できるわけですから、これ以上正確な情報はありません。

最後に
審査基準は今後ますます厳しくなることも考えられますが、ポリシーに準拠したものを作れば審査は通過できるはずです。
そのため、「広告を載せる価値のあるブログ」であることを審査時にGoogleに認識してもらえるように、まずはしっかりとコンテンツを充実させることに力を入れましょう。
無事、審査を通過できることを祈っています^ ^

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